ワイン醸造に迸る熱情の軌跡を描く、快心のノンフィクション。
世界がその品質を認めたワインは、いかにして生まれたのか!
北海道・余市でワイン造りの常識を根底から覆し、
旋風を巻き、世界に出るまでの土臭い栄光に満ちた男の物語。
2025年8月29日発売
●ドメーヌ・タカヒコ
2010年に曽我貴彦氏が北海道・余市町で創業した小規模自然派ワイナリー。安山岩や火砕岩由来の火山性土壌を生かした自社畑で、化学肥料・農薬を使わない有機栽培のピノ・ノワールを栽培。野生酵母による全房発酵や亜硫酸無添加といった伝統的手法で醸造されたワインは、軽やかな旨味と繊細な味わいが魅力。2017年ヴィンテージ「ナナツモリ・ピノ・ノワール」は、世界一のレストラン「ノーマ」(デンマーク)のワインリストに選出され、日本ワイナリーアワードで五つ星を連続受賞するなど、グローバルにその品質が認められている。
●著者/浮田泰幸
12カ国40以上のワイン産地・600軒以上のワイナリーを取材してきたワインジャーナリスト。『SKYWARD』や『Esquire』など多彩な媒体に寄稿。ワインをはじめとする飲食文化の魅力を多面的に発信。画師としても個展を開催し、ワインラベルやパッケージデザインを手がけるクリエイター。