ワイン醸造に迸る熱情の軌跡を描く、快心のノンフィクション。
世界がその品質を認めたワインは、いかにして生まれたのか!
⽇本ワインの海外での認知・評価がにわかに⾼まっている。中でも北海道産のワインは独⾃の味わいと⾼い品質で世界のワインジャーナリスト、ソムリエ、愛好家、流通業者らを驚かせている。この「現象」の中⼼にいるのが、北海道余市町「ドメーヌ・タカヒコ」の曽我貴彦⽒。
本書は、北海道・余市でワイン造りの常識を根底から覆し、旋風を起こして世界へと羽ばたくまでの、泥臭くも栄光に満ちた男の物語。新進気鋭のワインジャーナリストである著者が曽我氏の歩みと発言を詳細に追い、多数の関係者からの証言をもとに、国内ワイン界で巻き起こる“現象”とその背景を解き明かす一冊。
●目次
第1章 “第3の風味”
第2章 酒蔵の次男坊
第3章 アグレッシブな男
第4章 ナチュラルワイン
第5章 宿命の地、余市へ
第6章 微生物を味方に
第7章 ワインの町
終章 ハーヴェスト
●著者/浮田泰幸(うきたやすゆき)
ライター/ワインジャーナリスト。広く内外を取材し、各種メディアに寄稿。取材対象はワイン、⾷⽂化、農業、旅、⼈物等。これまで取材したワイナリーは 700 軒に及ぶ。企画・制作した書籍に『憧れのボルドーへ』(朝⽇新聞アエラムック)など、訳書に『ギャランド博⼠のメタボリック・ダイエット』(講談社)がある。
2025年8月29日発売